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委員長 外科医師 栗原 直人
従来、癌に対する化学療法の多くは入院して行われました。 しかし、患者の社会復帰の要望、抗がん薬の副作用対策の進歩や投与方法の検討、また、医療情勢の変化に伴い、在院日数の短縮や医療費の削減等により化学療法は主に外来で行われるようになりました。 当院では新病院で化学療法室の運営が円滑にできるように、H18年6月に外来化学療法プロジェクトを立ち上げました。
外来化学療法を運営するには、悪性疾患に対する化学療法のレジメンの標準化が必要です。
従来は個々の医師の裁量が重視されていましたが、現在は癌治療の分野においても標準化が進み、EBMに基づいた化学療法のレジメンが重要になります。 各科で最新のレジメンを検討し、委員会で承認する仕組みをつくりました。さらに、安全で人為的ミスがなくなるように、身長・体重を入力すると体表面積から推奨投与量、投薬スケジュールまで管理できるファイリングシステム、薬剤オーダリングシステムを構築し、運用を開始しました。外来通院可能なPS(Performance Status)のよい患者が抗がん薬の適応になります。 患者は外来治療によって日常生活は通常どおり行うことができ、QOLのアップにもつながります。
当院はH19年10月日本がん治療認定医療機構認定研修施設に認定されました。 がん治療認定医が取得できる施設としてその役割を果たすように、また、当院で治療したがん患者およびその家族が当院で治療してよかった、と思っていただけるように委員会活動を進めています。